2024年11月13日
ディワリ(Diwali)は光の祭典と呼ばれており、闇に対する光の勝利、悪に対する善の勝利を祝うヒンドゥー教の祭典です。サンスクリット語で”光の列“を意味するdipavaliから由来し、毎年ヒンドゥー暦のカルティカ(Kartika)月の新月の日の前後5日間がディワリとなります。祝い方は地方によって異なりますが、富と繁栄の女神ラクシュミーを迎え入れるために家の掃除をしたり、家族や友人でプレゼントの交換をするなど、毎日決められた儀式や行事が行われます。2024年は10月29日~11月2日がディワリにあたり、メインは10月31日でした。このメインの日にはディヤ(diya)と呼ばれるオイルランプを灯したり、焚火を炊いたり、花火を打ち上げたりします。また、このシーズンにはライトアップされ、町は賑わいをみせます。
ブッダガヤのディワリの様子です。
ディワリに関する伝説は諸説ありますが、古来叙事詩『ラーマーヤナ』に由来します。14年間国を追われたラーマ王子が妻のシーターを誘拐した魔王ラーヴァナを倒し、シーターと共に故郷アヨーディアに凱旋したことを祝ったことがディワリの起源とされています。新月の暗闇の中、オイルランプで道を照らしラーマ王子の凱旋を祝いました。ディワリの20日前にはラーマ王子が魔王ラーヴァナを倒したこと祝う、ダシェラが行われます。
ウッタル・プラデーシュ州のアヨーディアでは大規模な行事が開催され、今年はサラユ川沿いに25万個のディヤが灯されました。