沿革 昭和31年5月 インド共和国政府主催による釈尊入滅2500年記念祭ブッダ・ジャヤンティにおけるインド共和国首相メッセージとして、ジャワハル・ラル・ネルー首相がインド4大仏跡の復興計画、ならびに釈尊成道の聖地ブッダガヤの地に不戦と世界平和の誓いの証として仏教による国際融和の拠点つくりを提案、国際仏教都市の建設を目的としたブッダガヤ開発計画(Bodhgaya Development Master Plan)の策定を宣言。同6月からインド駐在の各国大使・総領事・高等弁務官らを通じて各国政府に参加を呼びかける。 昭和34年4月 ブッダガヤ開発計画(Bodhgaya Development Master Plan)がインド国会上院審議を通過し同案成立、同5月に施行。 昭和35年12月 ネルー首相の招待により皇太子継宮明仁殿下(今上天皇)と美智子妃殿下(今上皇后)がブッダガヤを視察訪問。 昭和38年6月 京都華頂学園大学会議室で開催された仏跡巡拝者懇親会席上において釈尊成道の聖地インド国ビハール州のブッダガヤに宝篋印塔及び日本寺の建立を決定;発起人代表に大野伴睦氏就任。 昭和38年 ブッダガヤに調査団派遣。駐インド大使・松平康東氏が交渉を担当し、インド政府との間で日本寺建設用地の租借交渉に入り、ジャワハルラル・ネルー首相の後援を得て、ほぼ予定地確定。同年6月:自由民主党政調会長(のち衆議院議長)賀屋興宣氏を会長に選出、インド日本寺建設の運動体組織化の活動がはじまる。橋本凝胤師、山田無文師、朝比奈宗源師、葉上照澄師、大谷光照師ほか多くの諸先達方による日本仏教各宗派・総本山、大本山への働きかけと説得と牽引により、【インドに日本の寺を!】の運動に超宗派協力の体制がなる。また賀屋氏の呼びかけに呼応した自民党副総裁・大野伴睦氏の仲介により、政界から迫水久常氏、村上勇氏が協力、財界によびかけた結果、永野重雄氏、佐々部晩穂氏、松下幸之助氏、岩佐凱実氏、守屋正治氏:等が、確認団体設立の人材および資金構築の協力体勢が整う。 昭和39年3月 発起人代表の大野伴睦氏急逝。 昭和39年4月 インド日本寺建設委員会が発足し、会長に加屋興宣氏を推戴して小委員会を設け、第一期工事として仏塔(宝篋印塔)の建設に着手した。 昭和40年 インド政府との間に99年間の日本寺建設用地租借の覚え書きが成り、99年間の永続性ある租借当事者団体の構築が急がれる。この年、かねて協議されていた団体の財団法人化作業が本格化。 昭和41年2月 宝篋印塔が落慶し、開眼法要は願主の薬師寺管長橋本凝胤師、落慶法要は全日本仏教会会長岸信宏師の導師で奈良隣山会法要団など僧俗約百名の参列で同月27日盛大に挙行。 昭和42年 ブッダガヤ日本寺建設の第1期事業として、その前進本部となる国際仏教会館建設 用地開鑿に着手。 昭和43年2月 前述の会館建設着工を嚆矢とする日本寺起工式。 昭和43年11月12日 灘尾弘吉・文部大臣より、巖谷勝雄師を理事長とする国際仏教興隆協会への財団法人認可なる。 昭和43年12月 インド政府より日本寺用地2エーカーの99年間の租借許可が下り、直轄財務管理当事者であるビハール州政府との間で契約調印がなされ、巖谷勝雄師がOn Behalf of Government of Japanの立場で署名調印。ビハール州政府への開発協力事業として、ブッダガヤ県道から日本寺に通ずるマスティプール道路を建設。同道路系統に下水道を敷設すると共に汚水処理動力設備塔を建設しガヤ県に無償供与。大塔西面敷地のバラック居住民を移住させるコロニー村新設に協力の事業をなす。 昭和45年2月 国際仏教会館落成。薬師寺管主橋本凝胤師により開扉落慶 昭和46年11月 植村甲午郎氏、桜田武氏、木川田一隆氏、川又克二氏が顧問に就任。 昭和47年2月 篤志個人による無料診療を開始。 昭和48年12月8日 印度山日本寺本堂落慶。インド共和国大統領V.V.ギリ閣下を主賓に迎え、佐藤泰舜猊下を導師とする、全日本仏教会落慶用法要団式衆による落慶法要を厳修。 昭和51年12月 第1回国際仏教徒結集開催、以後、継続して毎年開催。 昭和52年2月 菩提樹学園園舎落成、(社)日本仏教保育協会より同建物の寄贈を受け、12月より無料保育の菩提樹学園開園。 昭和56年 第2次租借地2エーカー、第3次租借地0.6エーカー/計2.6エーカーを30年期限で租借。この土地に全日本仏教徒婦人代表委員会および(社)全日本仏教婦人連盟寄金により附属診療所建設に入る。 昭和59年2月 診療所建物竣工。日本寺講堂落慶。 昭和59年12月 竣工した無料診療所目的の建物が光明施療院と命名され、開院式。無料施薬診療奉仕開始。同年夏:光明施療院がWHO(世界保健機構)のアルマ・アタプログラムの地区拠点に選定され、貧困に起因する疾病追放のモデル診療所とされる。 昭和61年6月 当協会の現地法人格:宗教福祉法人インド国際仏教興隆協会:英語名=International Buddhist Brotherhood Association of India取得。 昭和62年1月 インド内務省への現地法人事業登記。 昭和62年11月 日本寺保育施設菩提樹学園10周年記念式典を(社)日本仏教保育協会大谷光照名誉会長の大導師にて執行。 昭和63年4月 印度山日本寺第二世竺主に高野山金剛峰寺第406世座主・前管長の森寛紹猊下を推戴。 昭和63年12月 国際仏教徒結集を印度山日本寺にて開催。 平成元年11月 印度山日本寺において森寛紹竺主(代理・橋爪良恒:前高野山東京別院主幹)執行にて印度山日本寺開山16周年・菩提樹学園12周年・光明施療院5周年記念法要。1989年国際成道会。高崎観音合同法要団による森寛紹竺主1周年記念式典を修行。第15回国際仏教徒結集(スリランカ国内社会情勢不安のため) 中止「光明施療院がWHO(世界保健機構)より地域防疫拠点に指定される。 平成2年12月 印度山日本寺講堂にて第15回国際仏教徒結集開催。 平成3年3月 (財)国際仏教興隆協会インド政府よりF・C・R・Registee(海外資金調達団体)資格の認可取得。 平成3年12月 印度山日本寺において国際成道会を厳修。第16回国際仏教徒結集をスリランカ国コロンボ市スリランカ・ヴィッダラヤに於いて開催。 平成4年12月 印度山日本寺において国際成道会を厳修。第17回国際仏教徒結集を印度山日本寺講堂において開催。 平成5年4月 印度山日本寺第三世竺主に臨済宗妙心寺派管長春見文勝猊下就任。 平成5年12月 印度山日本寺において国際成道会厳修。印度山日本寺第三世竺主春見文勝猊下晋山法要厳修。第18回国際仏教徒結集開催。 平成6年12月 印度山日本寺において国際成道会厳修。第19回国際仏教徒結集開催。 平成6年12月26日 印度山日本寺第二世竺主森寛紹猊下遷化。 平成7年12月 印度山日本寺開山22周年・菩提樹学園18周年・光明施療院11周年・国際成道会厳修。第20回国際仏教徒結集。 平成8年12月 印度日本寺において国際成道会厳修。第21回国際仏教徒結集をナーランダに於いて開催。 平成9年12月 印度山日本寺において国際成道会厳修。第22回国際仏教徒結集をナーランダに於いて開催。 平成10年12月 印度日本寺開山25周年・菩提樹学園21周年・光明施療院14周年・国際成道会厳修。第23回国際仏教徒結集開催。 平成11年12月 国際成道会厳修。第24回国際仏教徒結集開催。 平成12年12月 印度山日本寺において国際成道会厳修。第25回国際仏教徒結集開催。 平成13年8月 国際仏教会館・管理棟・光明施療院棟・菩提樹学園々舎棟及び講堂棟・図書室棟に浄化槽増設工事着工。 平成13年12月 印度山日本寺において国際成道会厳修。第26回国際仏教徒結集開催。 平成14年6月29日 ブッダガヤ大菩提寺大塔がユネスコ指定世界遺産(史跡建築)に登録される。 平成14年12月7日 菩提樹学園25周念記念式典並びに卒園生同窓会開催。(社)日本仏教保育協会よりの建設費寄贈による菩提樹学園増築園舎落成式厳修( 25周年事業)。国際成道会厳修。第27回国際仏教徒結集開催。 平成15年12月 印度山日本寺30周年・菩提樹学園26周年・光明施療院19周年・国際成道会厳修。第28回国際仏教徒結集開催。 平成16年7月29日 ガヤ県知事およりガヤ県弁務官に日本寺借地契約更新申出書提出。 平成16年12月 印度山日本寺31周年・菩提樹学園27周年・光明施療院20周年・国際成道会厳修。第29回国際仏教徒結集開催。 平成17年12月 印度山日本寺において国際成道会厳修。第30回国際仏教徒結集開催開催。 平成18年1月24日 安田暎胤導師によるブッダガヤ宝篋印塔建立40周年記念・薬師寺法要厳修。 平成18年4月1日 インド国会・上院の審議を経て「ブッダガヤ開発第2次マスタープラン」が認可され、法律発効。ガヤ県知事を当事者とするブッダガヤ地区の区画整理事業が法的に始動。 平成18年11月8日 バンコクの世界仏教徒連盟(WFB)本部に於て現地法人・インド国際仏教興隆協会役員会開催。 平成18年12月 印度山日本寺において国際成道会厳修。第31回国際仏教徒結集開催。 平成19年12月 印度山日本寺において国際成道会厳修。第32回国際仏教徒結集開催。 平成20年2月19日 印度山日本寺内に世界仏教徒連盟(WFB)との共同事業として建設予定の「印度山日本寺附属・仏教学東洋学研究所(英語略称IBOS=インスティテュート・オブ・ブッディスト&オリエンタルスタディーズ)の地鎮・定礎石奉安法要」を執行。世界仏教徒連盟(WFB)会長代理ならびにビハール州政府総督およびハリヤナ州総督やガヤ県知事その他、多数の高吏・高官の出席を得てブッダガヤ隣山寺院代表との合同法要厳修。 平成20年4月1日 元財務大臣・塩川正十郎氏が名誉会長に就任。 平成20年12月 印度山日本寺35周年・菩提樹学園31周年・光明施療院24周年・国際成道会厳修。第33回国際仏教徒結集開催。 平成21年2月5日 天台座主・半田孝淳猊下が日本寺竺主に就任。 平成22年12月 印度山日本寺において国際成道会厳修。第34回国際仏教徒結集開催。平成23年11月:講演会「インドの聖地信仰 -神話の世界を解読する-」(講師:宮本久義)開催 平成23年12月 印度山日本寺38周年・菩提樹学園34周年・光明施療院27周年・国際成道会厳修。第36回国際仏教徒結集。 平成24年4月 内閣府公益認定審査会の審査により内閣総理大臣認定・内閣府所管の公益財団法人国際仏教興隆協会として登記し、新体制で再発足。 平成24年6月 韓国麗水に於いて開催された世界仏教徒連盟(WFB)第26回総会の議決によりインド法人格世界仏教徒連盟(WFB)へ加盟を為す。 平成24年11月 講演会「インドカースト・システムの両義性~ビハール州ガヤ県のフィールド調査から見えるもの~」(講師:大西正明)開催。 平成24年12月 印度山日本寺39周年・菩提樹学園35周年・光明施療院28周年・国際成道会厳修。第37回国際仏教徒結集。 平成25年1月 公益社団法人日本仏教保育協会による菩提樹学園創立35周年記念法要ならびに社団法人全日本仏教婦人連盟による同・慶讃法要を厳修。 ビハール州政府より租借する印度山日本寺敷地6エーカーのうち2.6エーカー分の借地契約期間満了に伴う2013年1月1日より30年間を期間とする借地契約更新の調印を締結。 平成25年6月 国際仏教興隆協会設立50周年記念式典開催(於:京都市)。 平成25年11月 仏教学東洋学研究所(IBOS)建設工事着手。 平成26年1月 NPO法人世界遺産コンサート主催「東儀秀樹世界遺産コンサート」に日本寺境内をコンサート会場として提供。 平成26年10月 講演会『大谷探検隊から100年-シルクロードにさぐる仏教伝来の道』(講師:上山大峻)開催 塩川正十郎名誉会長退任。衆議院議員・河村健夫氏が名誉会長に就任。 平成26年11月 印度山日本寺40周年・菩提樹学園35周年・光明施療院30周年記念式典・法要厳修。 平成27年11月 講演会『日本文化の中に構築された「インド」』(講師:小島裕子)開催 平成27年12月 日本寺第5世竺主半田孝淳猊下遷化。 平成28年7月 東大寺長老北河原公敬猊下日本寺第6世竺主に就任。 平成28年11月 講演会『仏教が育んだアジアの道-混沌と多様さを貫くもの』(講師;田村仁)開催 平成29年1月 北河原公敬日本寺竺主晋山法要厳修。仏教学東洋学研究所起工式開催。躯体工事を着工。 平成29年9月 「北河原公敬東大寺長老の竺主就任を祝う会」開催(於:京都市) 平成30年11月 財団設立50周年・日本寺開山45周年・菩提樹学園40周年・光明施療院35周年記念式典・法要厳修。 平成31年1月 財団設立50周年・日本寺開山45周年・菩提樹学園40周年・光明施療院35周年記念式典開催(於:京都市) 令和元年8月 大阪ミナミ国際交流委員会主催「文楽ブッダガヤ講演」に日本寺講堂を会場提供。 令和元年11月 講演会『現代生活における仏教の存在意義』(講師:佐々木閑)開催。 北河原公敬竺主の導師による周年記念法要厳修。 令和2年12月 講演会『生き甲斐とはなにか、法顕のインド求法記に学ぶ』(講師:佐々木閑)オンライン開催。 国際成道会厳修。 令和3年12月 講演会『仏教美術からみた仏陀への旅路』(講師:若麻績敏隆)オンライン開催。 令和3年12月 国際成道会厳修。 令和5年1月 講演会『古代インド仏教からの問いかけ・新しい価値創造に向けて』(講師:入澤崇)開催。 令和5年12月 印度山日本寺開山50周年・菩提樹学園45周年・光明施療院40周年記念式典・法要厳修。記念行事の一環として日本寺講堂にて仏教徒結集『ともに平和を願って』開催。 仏教学東洋学研究所図書館落慶。 令和6年6月 印度山日本寺開山50周年・菩提樹学園45周年・光明施療院40周年記念式典開催(於:京都市) 印刷