2019年11月15日(金)開催、佐々木 閑先生による講演会「現代生活における仏教の存在意義」はお陰様で80名を超える方々にご参加いただき盛況理に終了いたしました。
笑を交えながら、お釈迦様の説かれた仏教についてわかりやすくご講演くださり、ご参加の皆様からも大変な好評をいただきました。また、募金の呼びかけに対してご協力いただきました方々に心より御礼申し上げます。
【講演概要】
2500年前にブッダが創始した仏教という宗教は、極めて合理的にこの世の在り方を捉えようとした、世にも希な宗教です。そしてそこに現れている独特の倫理観は、現代社会で暮らす我々にとって、非常に有用な主張を数多く含んでいます。その中には、ネット社会になってますますその真価が見えてきたものも含まれています。単に宗教という側面から眺めたのでは気付かない、そういった仏教の独自性をご紹介し、現代における仏教の役割について考察します。
【講師】講師:佐々木 閑(ささきしずか) 花園大学教授。文学部長。
1956年福井県生まれ。京都大学工学部工業化学科および文学部哲学科卒業。京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学後、米国カリフォルニア大学バークレー校留学を経て現職。文学博士。専門はインド仏教学、仏教哲学、仏教僧団史。日本印度学仏教学会賞、鈴木学術財団特別賞受賞。著書に『出家とはなにか』『インド仏教変移論』『科学するブッダ 犀の角たち』『日々是修行』『生物学者と仏教学者 七つの対論』(斎藤成也氏との共著)『「律」に学ぶ生き方の智慧』『ブッダ 真理のことば』『般若心経』『ブッダ 最期のことば』『仏教は宇宙をどう見たか』『ゴータマは、いかにしてブッダとなったのか』『出家的人生のすすめ』『真理の探究 ー仏教と宇宙物理学の対話ー』(大栗博司氏との共著)『ブッダに学ぶやり抜く力』『ごまかさない仏教:仏・法・僧から問い直す』(宮崎哲弥氏との共著)『ネットカルマ』『大乗仏教 ブッダの教えはどこに向かうのか』。翻訳に鈴木大拙著『大乗仏教概論』『ブッダ 100の言葉』など。
【開催日】2019年11月15日(金)18:30~20:30(開場18:15)
【場所】JICA東京 セミナールーム411(住所:東京都渋谷区西原2-49-5)
【交通】京王線幡ヶ谷駅徒歩8分/地下鉄千代田線・小田急線代々木上原駅徒歩12分
会場地図
【お問い合わせ】公益財団法人国際仏教興隆協会(TEL:03-3711-7608)