インドではコロナ禍の中、様々な事業の閉鎖・雇用関係の解消、更にロックダウンによる生活必需品の供給不足が物価高騰を生み、ますます生活に困窮する人々が増えました。菩提樹学園園児の家庭にもその打撃は大きく、その困窮状況は惨憺たるものです。
そのような状況下での菩提樹学園の閉鎖により、重要な栄養源である給食を食べることが出来なくなった園児の栄養状況も懸念されました。そこで、光明施療院の公衆衛生向上活動として2021年2月9日と6月29日、菩提樹学園園児の約100家庭を対象に食料の他、マスクやゴム草履などの配布を行いました。昨年、当協会HP上での「マスクご寄附のお願い」の呼びかけに際しましては(公社)日本仏教保育協会会員様をはじめ、多くの方々からご寄附いただいたマスクを各園児家庭へ配布いたしました。
この6月の配布では前回の配布以降、園児や保護者と4ヶ月ぶりに顔を合わせました。ブッダガヤにも襲った3月下旬からの深刻な第2波の渦中、感染者は出なかったと報告を受け、現地スタッフ、ならびに日本側スタッフも安堵いたしました。
ブッダガヤの未来を担う大切な子供たちの命を守る、このような支援を行うことが出来るのも、ひとえに皆様からの温かいご支援の賜物、と事務局一同感謝申し上げますと共に、引き続いてのご支援を衷心よりお願い申し上げます。