大菩提寺参拝受入れ再開

  インドでは、2020年6月17日時点でCOVID-19感染者数が35万人(死者11,992名)を超え、1日に約1万人の新たな感染者が増え続けている状況です。

  3月24日に政府により施行されたロックダウンは、数度の延長を経て国内全域で5月31日まで継続されました。しかし、6月1日以降は、地域ごとの感染状況により徐々に制限が解除されております。

  ブッダガヤでは6月10日に大菩提寺が朝・夕の数時間の参拝者の受け入れを再開いたしました。参拝に際しては、「入場時の消毒」、「マスクの着用」、「それぞれの参拝者の間隔を開けること」、「祀堂(チャイティア)[本堂]」への参拝は一度に10人まで」などの感染予防のためのガイドラインが出されております。

  ロックダウン以降閉鎖中の日本寺につきましては、ブッダガヤの各国寺院で構成される隣山会会合に於いて、大菩提寺を除く隣山寺院一同7月31日までの一斉閉鎖が決定されました。航空路・鉄道の閉鎖続行やバス路線運休など一般の交通制限の現状に添ったものです。

カティナ・プジャ

2019年10月20日、大菩提寺でカティナ・プジャが行われました。カティナ・プジャは約3ヶ月間の雨安居明けに信者が僧侶に法衣を布施し徳を積むという法要です。今年はタイ人が施主となり大勢の僧侶に法衣が贈られました。

ヴィシュワカルマ・プジャ

 2019年9月17日、ヴィシュワカルマ・プジャの日でした。ヒンドゥーの神、ヴィシュワカルマ(Vishwakarma)は世界の創造主であり、神々へ多くの武器を創造したと言われており、現代では機械の神様とされています。この日はヴィシュワカルマの誕生を祝い、工場の機械や車などの安全を祈願するプジャ(祈りの儀式)を行います。日本寺では、お寺の車やリヤカー、スタッフのバイク・自転車に対しての加護と安全を祈願しました。プジャの後に甘いお菓子を食べることが習慣となっていてこの日はペラ(ペダ)と呼ばれるミルクやギー(水牛のバター)でつくった甘いお菓子をスタッフ皆で分け持ち帰りました。