活気を戻しつつある日本寺

  ビハール州(人口約1億2000万人)は2022年11月現在、州保健省の発表によると新規感染者が0名の日も多く、ブッダガヤは徐々にコロナ禍以前の状態に戻りつつあります。日本寺にもこのところ、学生の団体や多くの参拝者が訪れ賑わいを見せています。

 

アメリカの大学ゼミが印度山日本寺で座禅実習

  アメリカミネソタ州のカールトン大学とオハイオ州のアンティオーク大学共催の「仏教研究海外実習プログラム」がブッダガヤで実施されています。
  3か月間ブッダガヤの各国寺院を会場とし、上座部仏教(瞑想)・大乗仏教(日本の禅)・チベット仏教(密教)の指導者の元で実習を通して、主な伝統仏教を比較研究することを目的とした両大学の正規プログラムです。
  当協会では1982年以来40年にわたり、禅を核として大乗仏教を学ぶ座禅実習の場として印度山日本寺本堂を提供しています。今年は20名を超える学生が参加しました。

菩提樹学園運動会

  2022年10月19日ブッダガヤは快晴。菩提樹学園では運動会が開催されました。コロナ禍による園の閉鎖や感染予防のため中止を余儀なくされていた運動会ですが、今年は3年ぶりに開催することができました。
   インドでは幼稚園での「運動会」行事は珍しく、また保護者が参加できる競技もあるため園児も家族も近隣住民も、みんな楽しみにしている行事のひとつです。座学教室授業が中心となるインドの幼児教育ですが、菩提樹学園では身体表現授業としてのダンスレッスンや、こうした運動会での団体種目を通して、子供たちの協調性やリズム感を育むことにも力を注いでいます。
    園児たちが大好きなカジャ(ガヤ詣でみやげとして全国的に有名な揚げミルフィーユ)レースや障害物競争、日本の幼稚園や小学校の運動会でも人気の「エビカニクス」の曲に合わせたダンスも披露されました。

菩提樹学園の卒園生が自身のVlogで菩提樹学園の運動会を取り上げています。