共和国記念日(Repubic Day)

 毎年1月26日はインドの共和国記念日(Republic Day )です。1950年1月26日にインド国憲法が発布され共和国となったことを記念して、この日は国民の休日に指定されています。2022年の今年は73回目の共和国記念日となりました。

 この日は法定の休日ですが、学校や役所などでは式典を行い、国旗掲揚や国歌斉唱でお祝いをします。ビハール州では現在2月6日まで教育施設や宗教施設の閉鎖措置がとられているため、菩提樹学園での式典は昨年に引き続き中止となりました。日本寺ではスタッフ一同ほか近隣者が集結、仏旗、インド国旗、日本国旗を掲揚してお祝いしました。

 毎年首都デリーの会場では、首相をはじめ海外からの招待賓客らが参列し、軍事パレードやインド各州代表団たちによる多様な文化が披露されます。今年はコロナ禍の中での開催となるため、通常より参加者を制限し、ワクチン接種証明書の提示や15歳以下の参加を禁ずるなどの措置をとっての開催となりました。パレードの様子が下記インド政府のYouTubeチャンネルで生中継されました。

ブッダガヤ諸寺院、教育施設再び閉鎖(~2/6)

 ビハール州ガヤ県では2021年10月以降新規感染者数0の日が多く、状況は改善したように見えましたが12月29日から感染者が急増、1月5日には168名の新規感染者が報告されました。
 この急激な感染者増加に対処してビハール州政府は、1月6日~21日まで下記施設の閉鎖等の制限措置を布告しました。これを受け大塔大菩提寺をはじめとしてブッダガヤ諸寺院、日本寺および菩提樹学園は再び閉鎖することとなりました。
 1月20日、すべての制限措置が2月6日までの延長が布告されました。

主な制限措置

 

  • ・22時~5時までの夜間外出禁止
  • ・商店の営業は20時まで
  • ・宗教施設の閉鎖
  • ・映画館、ジム、ショッピングモール、公園などは州政府の許可があるまで閉鎖
  • ・レストラン等は定員50%に制限
  • ・保育園・幼稚園、8年生までの対面クラスの閉鎖
  • ・9年生~12年生までの授業は50%の出席者で実施

 

 

MAHABODHI TEMPLE Office YouTubeチャンネルより
閉鎖前日1月5日、境内の様子が収められています

菩提樹学園お遊戯会

 2021年12月8日、菩提樹学園のお遊戯会が開催されました。昨年は新型コロナウイルス感染拡大による教育施設閉鎖により開催できませんでしたが、菩提樹学園ではこの催しを開園当初から毎年12月8日に行っており、今年は43回目となりました。

 10月の運動会、12月のお遊戯会は、園児たちが競技やダンス、演劇などを披露し、教育としての身体表現や言語能力習得を確認する場であります。また、練習の成果や子どもたちの成長を保護者と分かち合う大切な場でもあります。しかしながら、9月にようやく再開を許可された菩提樹学園では、年度末までの7か月間に1年分のカリキュラムをこなさなければならないため、恒例である運動会は中止とし、このお遊戯会のみの開催となりました。

 日頃から園児たちは、身体を動かすことが大好きです。先生たち手作りの華やかな衣装を纏い、リズムの早いインド音楽に合わせて堂々と踊る姿は大人顔負けでした。

 近年は日本同様に、スマートフォン片手に子供たちの演技を動画で収めようとする保護者の姿も増えています。

下記ダンス動画御覧いただけます。