日本寺の近況

 インドの新型コロナウイルス感染者数は、中央政府の発表によると、2020年10月26日時点で790万人を超え依然アメリカに次ぎ世界第2位と厳しい状況にありますが、9月中旬以降一日の新たな感染者数は減少傾向にあります。また、回復率は90%を超え、ビハール州に於いては94.91%とインド国内で第3位の回復率を示しています。

 9月30日、中央政府(内務省)より新たなガイドライン(UNLOCK5.0)が公示され、寺院、初等教育機関、映画館等の施設再開が公示されましたが、施行はそれぞれの州政府の決定によるものとされています。ブッダガヤでは、大塔(大菩提寺)が9月21日から開門時間の短縮、入場人数制限、滞在時間制限、お供物禁止などの感染対策を設けて再開しましたが、その他の一般寺院については現時点でビハール州政府内務省から再開許可は通達されておらず、閉鎖を続けております。閉鎖中の日本寺ではありますが、再開に向けて境内を整備しています。

一般的にインド人は、力仕事をする時に腰を痛めない様、腰を下ろして作業します。

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菩提樹学園の近況

 2020年9月30日に中央政府(内務省)より新たにガイドライン(UNLOCK5.0)が公示されました。

 菩提樹学園等の初等教育機関については、10月15日以降の再開が公示され、教育省が定めたガイドライン(SOP Guidelines for Reopening of Schools)に従うことが義務付けられています。しかし、再開の実施はそれぞれの州政府の判断によるものとされ、10月26日時点でビハール州政府内務省からこれらの教育機関の再開の通達はなく、菩提樹学園も3月からの休園を続けております。

*9年次以降の中等・高等教育機関については、8月29日に公示のUNLOCK4.0で9月21日以降の再開が公示され、ビハール州ではこれらの教育機関は9月28日に再開されました。

昨年(2019年)10月運動会の模様。
園児、保護者が楽しみにしている運動会も今年は開催できません。
再開に向けて、園舎前の生垣を剪定するスタッフ

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菩提樹学園への布マスク到着

2020年7月に皆様からご寄附いただきましたマスクを7月17日に発送いたしましたが、インド国内のロックダウンの影響により予定より約1か月遅れで9月1日現地に到着しました。皆さまからの温かいご支援に心より感謝申し上げます。
現在、政府により教育機関は9月30日までの閉鎖が通告されており、菩提樹学園も9月30日までと休園期間が延長されておりますが、再開時には園児へマスクを配布し、石鹸による手洗い、検温等感染防止対策を講じます。

ビハール州ロックダウン終了

インドに於ける新型コロナウイルス累計感染者数は9月7日、ブラジルを抜き世界2位となりました。しかしながら、2020年7月16日から実施されていたビハール州のロックダウンは、9月6日総合的ロックダウンは終了し、中央政府(内務省)より公示されたガイドラインに従っての制限解除が実施されることとなりました。
これにより州を超えた移動は可能となりました。但し映画館や劇場などは閉鎖を継続、大菩提寺はじめ、日本寺含む各国寺院は閉鎖を継続中です。教育機関については9月30日までの閉鎖が通告され、菩提樹学園の休園期間も9月30日までに延期されました。ガイドラインに明示のない施設については、後ほど州政府から通達される予定です

菩提樹学園臨時休園(9月30日まで)

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、ビハール州政府の指示により3月31日までの期限ですべての教育施設、保育施設、映画館、博物館などが閉鎖され、菩提樹学園も3月17日~31日までの予定で臨時休園となりました。これにより、3月24日に予定されていた卒園式は、当面、4月1日に延期されました。しかし、5月末までロックダウンが延長され、6月以降は徐々に制限が解除されましたが、6月末時点で教育施設は7月末までの閉鎖が決定されました。
その後、ビハール州は7月16日~7月31日まで再ロックダウンとなり、さらにロックダウンが8月16日まで延長されたため、休園期間は8月末までとなりました。
ロックダウンは再度延長され、現在9月6日までとなりました。これに伴い、菩提樹学園も9月6日まで休園となりました。
その後、9月6日総合的なロックダウンは終了いたしましたが、教育機関は9月30日までの閉鎖が中央政府により通告され、菩提樹学園の休園期間も9月30日まで延長されました。