12月8日お釈迦様の成道会

ブッダガヤ大塔(大菩提寺)敷地内のお釈迦様

日本ではお釈迦様がお悟りを開かれたこと(成道)を記念して12月8日に成道会を行います。印度山日本寺では、今年12月8日に北河原竺主を導師に成道会の開催を予定しておりましたが、新型コロナウイルス感染拡大によりインドへの入国が制限され、やむなく中止となりました。

お釈迦様は、ブッダガヤの菩提樹のもとでお悟りを開かれたと言われています。お釈迦様の没後約200年ののち、この聖跡を慕ってアショーカ大王が精舎(道場)を建てその後改修増築されたものが今のブッダガヤ大菩提寺(大塔)です。

従来12月のブッダガヤは各国からの巡礼者で大賑わいですが、現在の大塔は参拝者もまばらです。また、10月~3月までの巡礼シーズン中は大塔までの参道にはインド各州からやって来たお土産屋さんが立ち並びます。しかし、今年はその姿もほぼ見受けられません。一刻も早い終息を願うばかりです。

文化講座『生き甲斐とは何か法顕のインド求法記に学ぶ』

1600年前、60歳を越えてから求法の旅に出てインドに行き、各地の仏跡を巡礼した後、何年も仏教を学び、帰りはスリランカから海を渡って中国に戻った、法顕三蔵法師の14年に及ぶ壮大な旅行記を紹介し、現代における真の生き甲斐について語ります。

2021年12月YouTubeにて一般公開いたしました。
テキストはこちらよりダウンロードください。

【 講 師 】佐々木 閑先生 (花園大学教授 文学部長)
1956年福井県生まれ。京都大学工学部工業化学科および文学部哲学科卒業。京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学後、米国カリフォルニア大学バークレー校留学を経て現職。文学博士。
専門はインド仏教学、仏教哲学、仏教僧団史。日本印度学仏教学会賞、鈴木学術財団特別賞受賞。
著書:『出家とはなにか』『インド仏教変移論』『科学するブッダ 犀の角たち』『日々是修行』『生物学者と仏教学者 七つの対論』(斎藤成也氏との共著)
『「律」に学ぶ生き方の智慧』『ブッダ 真理のことば』『般若心経』
『ブッダ 最期のことば』『仏教は宇宙をどう見たか』
『ゴータマは、いかにしてブッダとなったのか』『出家的人生のすすめ』
『真理の探究 ー仏教と宇宙物理学の対話ー』(大栗博司氏との共著)
『ブッダに学ぶやり抜く力』『ネットカルマ』
『ごまかさない仏教:仏・法・僧から問い直す』(宮崎哲弥氏との共著)
『大乗仏教 ブッダの教えはどこに向かうのか』
翻訳:鈴木大拙著『大乗仏教概論』『ブッダ 100の言葉』など

※新型コロナ感染が拡大している状況を鑑み、ご参加の皆様及び関係者の健康・安全を第一に考慮し、増上寺会館での公開は取りやめ、収録によるオンライン配信のみとさせていただくことにいたしました。

[ 日 時 ] 2020年12月4日(金)18:00~20:00(受付17:30~)

[ 会 場 ] 増上寺 慈雲閣(東京都港区芝公園4-7-35)
     JR 山手線・京浜東北線「浜松町」徒歩10分
     都営地下鉄浅草線・大江戸線「大門駅」徒歩5分
[会場定員] 30名(先着順・事前予約制)

[オンライン聴講] 12/7~12/13期間限定で録画配信いたします。
            定員なし。期間中いつでも聴講できます。
[参加費] 1,000円(会場参加/オンライン聴講共)

[主催](公財)国際仏教興隆協会 [後援]浄土宗東京教区教化団

[聴講お申込み方法]
《オンライン聴講》聴講期間終了のためお申込みは締切致しました。

日本寺の近況

 インドの新型コロナウイルス感染者数は、中央政府の発表によると、2020年10月26日時点で790万人を超え依然アメリカに次ぎ世界第2位と厳しい状況にありますが、9月中旬以降一日の新たな感染者数は減少傾向にあります。また、回復率は90%を超え、ビハール州に於いては94.91%とインド国内で第3位の回復率を示しています。

 9月30日、中央政府(内務省)より新たなガイドライン(UNLOCK5.0)が公示され、寺院、初等教育機関、映画館等の施設再開が公示されましたが、施行はそれぞれの州政府の決定によるものとされています。ブッダガヤでは、大塔(大菩提寺)が9月21日から開門時間の短縮、入場人数制限、滞在時間制限、お供物禁止などの感染対策を設けて再開しましたが、その他の一般寺院については現時点でビハール州政府内務省から再開許可は通達されておらず、閉鎖を続けております。閉鎖中の日本寺ではありますが、再開に向けて境内を整備しています。

一般的にインド人は、力仕事をする時に腰を痛めない様、腰を下ろして作業します。

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菩提樹学園の近況

 2020年9月30日に中央政府(内務省)より新たにガイドライン(UNLOCK5.0)が公示されました。

 菩提樹学園等の初等教育機関については、10月15日以降の再開が公示され、教育省が定めたガイドライン(SOP Guidelines for Reopening of Schools)に従うことが義務付けられています。しかし、再開の実施はそれぞれの州政府の判断によるものとされ、10月26日時点でビハール州政府内務省からこれらの教育機関の再開の通達はなく、菩提樹学園も3月からの休園を続けております。

*9年次以降の中等・高等教育機関については、8月29日に公示のUNLOCK4.0で9月21日以降の再開が公示され、ビハール州ではこれらの教育機関は9月28日に再開されました。

昨年(2019年)10月運動会の模様。
園児、保護者が楽しみにしている運動会も今年は開催できません。
再開に向けて、園舎前の生垣を剪定するスタッフ

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