菩提樹学園ホーリー

 ホーリー(Holi)は、ヒンドゥー暦(太陰暦)のファグナ(Phalguna)月の満月の日に行われるヒンドゥー教の祭典で、冬の終わりと春の訪れをお祝いする「色の祭典」です。この日は『ホーリーおめでとう!』と云いながら、大人も子供も無礼講で色とりどりの粉を塗りあったり、色水を掛け合ったりして、そのおかしさに笑い合い、インド中が大騒ぎになります。

 2023年のホーリーは3月8日でした。菩提樹学園でも毎年ホーリーをお祝いします。ビハール州では、ホーリー当日と翌日が祝日に指定されていますが、この日は先生、園児、保護者、卒園生らが園に集まり、皆で色粉を掛け合って、大賑わいでした。

色粉を掛け合う風習は、ヒンドゥー教の神話クリシュナと恋人ラーダの愛の物語が元になったとも伝えられています。 肌の色が青黒いクリシュナはラーダの肌の色白さに嫉妬し、これを母親に相談すると、「ラーダの肌に色粉を塗り、クリシュナの好きな色にしてしまいなさい」とアドバイスを受けました。その通りにクリシュナがラーダに色粉を塗っていたずらをしたところ、ラーダはクリシュナの魅力に取りつかれてしまいました。
それ以来、クリシュナとラーダの愛を記念して、色粉を掛け合うことになったと伝えられています。

 

光明施療院 菩提樹学園園児への健康診断

 2023年2月9日、菩提樹学園の園児への健康診断を行いました。
 元マガダ医科大学小児科部長で、現在はガヤ市内で医院を経営しているカラン医師に、菩提樹学園に出向いていただきました。園児ひとりずつ、保護者に付き添われて診てもらいます。風邪の症状、食欲不振、腹痛などを主な症状として、全園児の4割に不調がみられました。
 インドでは日本のように行政による定期健康診断がないため、光明施療院が行う園児への年1回の健康診断は、成長期の子供の健康管理の面で大きな役割を担っています。

佐藤良純先生『インド・釈尊あれこれ紀行』

 短期駐在僧(2016年11月~12月)として印度山日本寺にお勤めいただいた当協会元評議員、故佐藤良純先生(浄土宗 光円寺住職 大正大学名誉教授)が月刊誌『浄土』(発行:法然上人鑽仰会)に2020年5月から連載の『インド・釈尊あれこれ紀行』の転載です。連載は約30回のご予定、順次更新します。『浄土』すべての記事のバックナンバーはこちらからご覧いただけます。

浄土 2021年1月号