学びの始まり、菩提樹学園入園式

2026年4月6日菩提樹学園では、2026年4月1日、昨年度週一回の入園準備クラスに通っていた園児40名の入園式が行われました。小学校の入学テストに向けて、2年間ヒンディー語、英語や算数など菩提樹学園での本格的な学びが始まります。また、菩提樹学園では折り紙、工作や絵画を通して子どもたちの創造力の育成にも力を入れています。


【日本寺駐在僧便り】
2026年4月1日、菩提樹学園の入園式が行われ、今年度も新たな園児たちが入園しました。朝早くから境内には、多くの保護者の方々が園児たちの入園式を待っておられました。園児たちは各担任の先生の指導を受けながら、新しい制服に着替え、入園式に向けて少し緊張している様子でした。

 式は、ののさまへの献灯・献花・献香から始まり、主任のソバー先生、担任の先生からの挨拶、そして各先生の自己紹介が行われました。

ソバー先生の挨拶では、インドにおける教育の大切さ、そして何よりも休まず学校に通うことの重要性が、園児と保護者に伝えられました。いまだ十分に教育を受けることができない子どもたちが多くいるインドにおいて、菩提樹学園に入園する子どもたちは恵まれた環境にあるのだと感じます。だからこそ、教育を受けられる機会を大切にし、一日一日の園での生活を大切にすることが重要なのだと思います。
日本寺の境内では、大きな菩提樹の木が古い葉から新しい葉へと生え変わる時期を迎え、これからさらに多くの葉をつけていきます。
今回新たに入園した園児たちは、菩提樹学園で多くのことを学んでいきます。健やかに大きく成長していく姿を、駐在僧として見守っていきたいと思います。
日本寺駐在僧 中野蓮音

卒園式 年長児の門出を祝して

2026年3月23日

2026年3月20日、菩提樹学園第46期生の卒園式と修了式が日本寺講堂で行われました。
園児たちは、入園準備クラスを含み、菩提樹学園での3年間の学びを終え、小学校へ進学します。
皆さまからのご支援のもと、今年も無事に卒園を迎えることができましたことに心より御礼申し上げます。

年長組にとって最後の給食となる卒園式の前日は、特別メニューが提供されます。この日は、みんなが大好きなキール(お米を牛乳で煮た甘い粥)、プリー(揚げパン)とジャガイモのカレーでした。普段と違ったメニューを嬉しそうに食べている姿が見られました。


【日本寺駐在僧便り】
日本では春分の日にあたる2026年3月20日、クラブ組・チャンパ組あわせて39名の園児が卒園を迎え、当日はその門出を祝うかのような晴天にも恵まれ、多くの卒業生のご家族にもご参列を賜りました。

式の初めには、代表の園児が、いつも見守ってくださるののさま(お釈迦様)へ、お花とお水、お線香をお供えしました。式の途中では、お釈迦さまからそのお弟子へと教えの燈が受け継がれるかのように、卒園生から在園生へろうそくの灯が手渡される場面がありました。菩提樹学園が設立されてから約50年、多くの方々の願いや思いが受け継がれてきたことを感じました。

その後、担任の先生、そして学園長のソバー先生よりご挨拶があり、最後に駐在僧として、園児たち一人ひとりにスクールバッグと卒業証書を授与させていただきました。受け取った卒園生たちは、とても立派に「ダンニャワード」とお礼の言葉を言ってくれました。

また、今年度無欠席だだった年少組17名、年長組13名の園児には皆勤賞として、洋服が贈呈されました。

今後、卒園生たちはそれぞれ別の学校へ進学していくとのことです。日本と同じように、自宅から毎日通学する子どもたちもいますが、通学の困難や経済的な事情によっては、小学校から寮のような施設で生活しながら学ぶ子どもたちもいるそうです。

また、日本寺スタッフの子どもたちも、今回卒園を迎えておりました。スタッフの中には菩提樹学園の卒業生も多く、学園で教育を受けた子どもたちが親の世代となり、今度は自らの子どもに教育を受けさせていく、そのつながりの大切さを感じました。菩提樹学園は、地域の福祉事業として、その大切な一端を担っているのだと思います。

子どもたちは本当に国の宝であることを、改めて感じることのできた卒園式でした。合掌

駐在僧 中野蓮音

菩提樹学園年少組への進級テスト

2026年3月12日3月7日、菩提樹学園では、トタ組に通っていた44名の年少組への進級テストが実施されました。トタ組は、年少組に進級までの1年間週1回ペースで登園する入園準備クラスです。

当日は、身長・体重測定とテストを実施。テストでは、両親の名前・住所、身体の5つの部位、英語・ヒンディー語のアルファベットが読めるかなど、トタ組での学習習熟度をチェック。保護者に対しては、「卒園するまで子どもを菩提樹学園に通わせることができるか」を問います。

今年は1名が進級を果たせず来年度もトタ組に通うことになりましたが、43名は年少組のカマル・パンカジ組の2クラス分けされ、4月から小学校へ入学までの2年間の菩提樹学園での生活が始まります。

子ども大人も大賑わいホーリー

2026年2月5日

ホーリー(Holi)は、冬の終わりと春の訪れをお祝いするヒンドゥー教の祭典で、ヒンドゥー暦のファルグナ(Phalguna)月の満月の日に行われます。ホーリーでは、色粉や色水を互いに掛け合い共に喜びを分かち合います。

【日本寺駐在僧便り】
天候にも恵まれ、たいへん過ごしやすい陽気のなか、2026年3月4日のインドのホーリーに先駆け、ここ菩提樹学園では2月28日にホーリーを行いました。

開始の時刻が近づくにつれ、日本寺の境内には在園児の保護者や卒業生など多くの方々が集まり、今か今かとその時を待ちわびておりました。

昼食には、「アルチャパ(Aloo Chapa)」、そしてインドのお祝いの日に食べるお菓子「ラスグッラ(Rasgulla)」と「グラブジャムン(Gulab Jamun)」が振る舞われ、駐在僧の私も頂戴いたしました。
アルチャパは、カレー風味のコロッケのような食べ物で、ラスグッラとグラブジャムンは、シロップに浸した甘いドーナツのようなお菓子です。いずれも私にとっては初めての味わいで、異国の食文化に触れる貴重な機会となりました。

昼食後はいよいよ色粉を塗る準備が始まります。園児たちは外の廊下に整列し、胸を弾ませながらその時を待っていました。まず代表の園児が駐在僧のもとへ来て、色粉を塗ってくれました。
「ナマステ」と挨拶を交わしながら、お互いの頬にやさしく色粉を塗り合います。その後、子どもたちは二人一組となり、主任のソバー先生の「スタート」の号令で先生から配られた色粉を塗り合いました。そして最後は、全員で色粉を掛け合う時間となりました。

園児たちがとびきりの笑顔で色粉を塗ると、塗られた人も自然と笑顔になり、さまざまな色が広がるとともに、笑顔もいっぱいに広がっていきました。その光景は、実に心温まるものでした。

ホーリーは「善が悪に勝利すること」を祝う祭りとされていますが、子どもたちの明るさそのものが、人の心にある闇をそっと打ち消してくれるそんな力を感じさせてくれる一日でありました。

日本寺駐在僧 中野蓮音

菩提樹学園年度末テスト

 菩提樹学園では、2月11日年度末のテストを実施しました。
 年少組にとっては1年の学びの成果を発揮する機会であり、年長組にとってはこれから小学校入学試験を受ける前の最後のテストとなります。
 テストの内容は1年の学習内容から出題。
年少組:1~100までの数字の筆記、ヒンディー語のあいうえお、英語のアルファベットや単語等
年長組:足し算、引き算、ローマ数字、ヒンディー語・英語の単語筆記等

 どの園児も一生懸命答案用紙に向かう姿が見られました。