光明施療院が園児の検診

2023年4月27日、菩提樹学園全園児全園児73名の健康診断を実施しました。

診断をするのは、元マガダ医科大学小児科部長で、現在はガヤ市内で医院を経営しているカラン医師です。ご自身の医院の多忙にもかかわらず、30年以上も菩提樹学園の園児の健康診断に出向いてくださっています。

「保護者必ず同伴」がきまりで、一人一人の園児の健康状態をチェック。腹痛や気候の変化が原因とみられる風邪の症状とか吹き出物など23名になんらかの症状が診断されましたが、大事に至るものではありませんでした。光明施療院では毎年度ごとの健康診断に加え、日頃から菩提樹学園の先生たちが園児ひとりひとりの健康状態をチェックしながら、必要とあれば保護者への育児上の注意喚起や医師の診断を促すなど、園児たちの健康管理に努めています。

菩提樹学園入園式

新年度の初日2023年4月1日、菩提樹学園で入園式が行われ、今年度は40名の子どもたちが入園しました。
入園式には年長組の園児たちも参列し新入園児を拍手で迎えました。年少組2クラスに分かれ、これから2年間菩提樹学園での学びが始まります。

菩提樹学園卒園式

 2023年3月23日、菩提樹学園で年長組31名の卒園式を行いました。
 まず、園児代表によるご本尊様への献花を行い、年長組から年中組へローソクの灯を移し、伝灯の儀式を行いました。
 続いて、卒園証書とともに副園長のソバ先生から園児ひとりひとりにお祝いの言葉が贈られ、記念品として、卒園児たちが小学校で使うことが出来るバックや筆記具などが贈呈されました。
 また、この1年間を休まず出席した年長年少の児童には皆勤賞として洋服をプレゼントされました。
 皆さまからのご支援を頂いて、2年間の保育を終え、今年度も無事に卒園式を迎えることができましたこと、衷心より御礼申し上げます。

菩提樹学園ホーリー

 ホーリー(Holi)は、ヒンドゥー暦(太陰暦)のファグナ(Phalguna)月の満月の日に行われるヒンドゥー教の祭典で、冬の終わりと春の訪れをお祝いする「色の祭典」です。この日は『ホーリーおめでとう!』と云いながら、大人も子供も無礼講で色とりどりの粉を塗りあったり、色水を掛け合ったりして、そのおかしさに笑い合い、インド中が大騒ぎになります。

 2023年のホーリーは3月8日でした。菩提樹学園でも毎年ホーリーをお祝いします。ビハール州では、ホーリー当日と翌日が祝日に指定されていますが、この日は先生、園児、保護者、卒園生らが園に集まり、皆で色粉を掛け合って、大賑わいでした。

色粉を掛け合う風習は、ヒンドゥー教の神話クリシュナと恋人ラーダの愛の物語が元になったとも伝えられています。 肌の色が青黒いクリシュナはラーダの肌の色白さに嫉妬し、これを母親に相談すると、「ラーダの肌に色粉を塗り、クリシュナの好きな色にしてしまいなさい」とアドバイスを受けました。その通りにクリシュナがラーダに色粉を塗っていたずらをしたところ、ラーダはクリシュナの魅力に取りつかれてしまいました。
それ以来、クリシュナとラーダの愛を記念して、色粉を掛け合うことになったと伝えられています。

 

光明施療院 菩提樹学園園児への健康診断

 2023年2月9日、菩提樹学園の園児への健康診断を行いました。
 元マガダ医科大学小児科部長で、現在はガヤ市内で医院を経営しているカラン医師に、菩提樹学園に出向いていただきました。園児ひとりずつ、保護者に付き添われて診てもらいます。風邪の症状、食欲不振、腹痛などを主な症状として、全園児の4割に不調がみられました。
 インドでは日本のように行政による定期健康診断がないため、光明施療院が行う園児への年1回の健康診断は、成長期の子供の健康管理の面で大きな役割を担っています。