菩提樹学園 春の訪れを祝うホーリー

 ホーリー(Holi)は、ヒンドゥー暦(太陰暦)のファグナ(Phalguna)月の満月の日に行われるヒンドゥー教の祭典で、冬の終わりと春の訪れをお祝いします。「色の祭典」として知られ、大人も子供も関係なく色とりどりの粉を塗りあったり、色水を掛け合ったりして、街中がお騒ぎになります。

 2022年のホーリーは3月18日でした。人々はホーリー前夜のホーリー・カ・ダーン(燔祭)から3日間お祝いをします。ビハール州では、ホーリー正当日と翌日が祝日に指定されています。
 菩提樹学園では、3月12日に一足早くホーリーをお祝いしました。昨年は新型コロナにより園を閉鎖していたため、2年ぶりの開催となりました。園児、先生、卒園生、保護者が集まり盛り上がって、大騒ぎでした。

制限措置解除

ビハール州政府により2022年2月7日~13日までとられていた制限措置は、2月14日から解除されることが2月13日に布告され、ソーシャルディスタンス等感染防止対策を実施の上での施設等の営業が可能となりました。これを受け、菩提樹学園は出席率100%で通常通りの授業実施が可能となりました。

宗教施設、教育施設の再開

 新型コロナウイルス変異株の感染拡大に伴い、2022年1月6日から21日までの期間でビハール州政府によってとられていた宗教施設・教育施設の閉鎖、夜間外出禁止等の制限措置は2月6日まで延長されていました。2月6日、新たに2月7日から13日まで1週間に限定して下記の内容が布告され、宗教施設、教育施設の再開が暫定的に許可されました。

  • ・夜間外出禁止の解除
  • ・商店は感染対策を実施することを条件に20時以降の営業が可能
  • ・宗教施設の再開許可
  • ・映画館、ジム、プール、レストランは定員を50%で営業可能
  • ・公園、庭園の開園は06:00~14:00まで
  • ・8年生以下の教育施設は50%の出席者で対面授業再開
  • ・9年生以上の教育施設での対面授業は出席率の制限なし

 これを受け、日本寺は2月7日に再開しました。大菩提寺も同様に参拝者の受入れを再開しました。
菩提樹学園は、1日の出席者を50%にし、2月8日から授業を再開しました。
1ヶ月ぶりに園児たちは元気な姿で登園しています。

再開初日から日本寺へ参拝
登園時に日本寺正門で検温

ブッダガヤ諸寺院、教育施設再び閉鎖(~2/6)

 ビハール州ガヤ県では2021年10月以降新規感染者数0の日が多く、状況は改善したように見えましたが12月29日から感染者が急増、1月5日には168名の新規感染者が報告されました。
 この急激な感染者増加に対処してビハール州政府は、1月6日~21日まで下記施設の閉鎖等の制限措置を布告しました。これを受け大塔大菩提寺をはじめとしてブッダガヤ諸寺院、日本寺および菩提樹学園は再び閉鎖することとなりました。
 1月20日、すべての制限措置が2月6日までの延長が布告されました。

主な制限措置

 

  • ・22時~5時までの夜間外出禁止
  • ・商店の営業は20時まで
  • ・宗教施設の閉鎖
  • ・映画館、ジム、ショッピングモール、公園などは州政府の許可があるまで閉鎖
  • ・レストラン等は定員50%に制限
  • ・保育園・幼稚園、8年生までの対面クラスの閉鎖
  • ・9年生~12年生までの授業は50%の出席者で実施

 

 

MAHABODHI TEMPLE Office YouTubeチャンネルより
閉鎖前日1月5日、境内の様子が収められています

菩提樹学園お遊戯会

 2021年12月8日、菩提樹学園のお遊戯会が開催されました。昨年は新型コロナウイルス感染拡大による教育施設閉鎖により開催できませんでしたが、菩提樹学園ではこの催しを開園当初から毎年12月8日に行っており、今年は43回目となりました。

 10月の運動会、12月のお遊戯会は、園児たちが競技やダンス、演劇などを披露し、教育としての身体表現や言語能力習得を確認する場であります。また、練習の成果や子どもたちの成長を保護者と分かち合う大切な場でもあります。しかしながら、9月にようやく再開を許可された菩提樹学園では、年度末までの7か月間に1年分のカリキュラムをこなさなければならないため、恒例である運動会は中止とし、このお遊戯会のみの開催となりました。

 日頃から園児たちは、身体を動かすことが大好きです。先生たち手作りの華やかな衣装を纏い、リズムの早いインド音楽に合わせて堂々と踊る姿は大人顔負けでした。

 近年は日本同様に、スマートフォン片手に子供たちの演技を動画で収めようとする保護者の姿も増えています。

下記ダンス動画御覧いただけます。